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目次
こんにちは。
ブイヤンナズムンナハルと申します。
私はムスリムで、ムスリムの国から来ました。
O-KUNに入社して5年が経ちました。振り返ると、入社した日からずっと、会社や同僚のみなさんが私の宗教や文化を自然に尊重し、大切にしてくれていることを実感しています。
今回は、私がO-KUNで「働きやすさ」を感じているポイントを、具体的なエピソードと一緒に紹介したいと思います。
私が特にありがたいと感じているのは、次の4つです。
それぞれについて、もう少し詳しく書いていきます。
ムスリムの生活の中には、1日の決まった時間に行う礼拝があります。
仕事をしていると、礼拝の時間が勤務時間と重なることもあるのですが、O-KUNではその点をとても自然に受け入れてくれています。
たとえば、礼拝の時間になると会議室を使わせていただけるため、落ち着いてお祈りをすることができます。
「仕事の一部として礼拝がある」という私の生活スタイルを、特別扱いするのではなく、当たり前のこととして尊重してくれているのがとてもありがたいです。
また、礼拝の時間を取ることで業務が遅れるのでは?と不安に思ったこともありましたが、チームメンバーが、
「大丈夫だよ」
「必要な時間だね」
と自然に声をかけてくれたことで、安心して働けるようになりました。
ムスリムとして、私は宗教上の服装規定に従っています。
入社当初は「職場でどう受け止められるだろう」と少し緊張もありました。
でも実際には、どの社員も私の服装を尊重し、温かく受け入れてくれました。
服装について違和感を持たれたり、説明を求められて困ったりした経験はほとんどありません。むしろ、自然な関心として
「その服はどんな意味があるの?」
「あなたの文化についてもっと知りたい」
と聞いてくれる人が多く、私自身も嬉しい気持ちになりました。
自分らしくいられること、そして文化的背景を否定されないことは、働きやすさに直結する大きな要素だと感じています。
ラマダンの期間、ムスリムは夜明けから日没まで断食をします。
体力的にいつもと違う状態になるため、仕事との両立に不安を感じることもあります。
O-KUNでは、私が断食をしていることについて同僚たちが理解し、応援してくれます。
例えば、
こうした日々の小さな気遣いが積み重なって、「ここで働けてよかった」と心から思えます。
断食は私にとって大切な信仰の一部ですが、それを周囲が自然に理解してくれる環境は簡単に得られるものではありません。O-KUNでそれが当たり前に存在していることは、本当にありがたいことです。
もうひとつ、日常の中で強く感じるのが食への配慮です。
社内パーティーの際には、私のためにハラール料理を準備してくださり、私は「気にかけてもらっている」と実感します。
また、同僚が会社にお菓子を持ってきたときも、私が食べられるかどうかを必ず確認してくれます。
こうした行動は、決して大げさな配慮ではなく、相手への自然なリスペクトとして行われていて、その優しさがとても心に残っています。
2025年は、私にとって「O-KUNで安心して働ける環境が、さらに根付いてきた」と感じる一年でした。
チーム内で文化的な違いを共有する機会も増え、宗教や生活習慣の違いが“壁”ではなく“学び”として受け止められている空気が強くなったと思います。
私自身も、遠慮せずに自分の文化や考えを伝えられるようになり、日々のコミュニケーションがより深く、温かいものになってきました。
2026年に向けて、私はさらにO-KUNの中で「多様性が自然に活きるチームづくり」に関わっていきたいと思っています。
たとえば、
こうしたことを、私自身もO-KUNの一員として一緒に育てていけたら嬉しいです。
このように、O-KUNでムスリム社員として働くことは、とても居心地が良く、ありがたい経験です。
社員の皆さんはイスラム教に対して敬意を示し、私の生活や文化にも興味を持ってくれます。
私はO-KUNファミリーの一員であることを、心から幸運に思っています。
これからもここで働きながら、自分の文化や信仰を大切にし、チームと一緒に成長していきたいです。

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