
会社見学会を実施しました。
2026.1.11

目次
こんにちは。株式会社O-KUN デザイナーのYUIです。
現在、O-KUNのサイトリニューアルを進めています。今回はその途中経過として、「チームでどんな順番で合意を作り、どうデザインに落としているか」を、できるだけ具体的な工程でまとめます。
完成したものだけを見ると「センスで作ったのかな?」と思われがちですが、実際は逆で、合意すべきことを先に合意し、迷うポイントを先に解決して、、最後に「美しさ」に集中できるように設計しています。
この記事が、サイトリニューアルや新規サイト制作を担当する方、これからサイトをご検討する方の参考になれば嬉しいです。
今回のリニューアルは、役割をきっちり線引きするというより、視点が重なり合いながら対話で精度を上げていく進め方です。
- アートディレクター(福岡さん):どんな体験やストーリーを描くか
- ディレクター(中川さん):O-KUNとして何を大切にするか(アイデンティティの深掘り)
- デザイナー(私):訪問者に残したい感情を考えながら、体験を画面へ落とし込むデザイン
※こちらはリニューアル立ち上げ段階の体制です。
サイト制作というと、最初に「何ページ必要?」「どんな機能?」から入ることが多いと思います。
でも今回、私たちが最初に決めたのはそこではなくて、訪問者が、サイトを見終わった後にどんな感情を持ってもらいたいかでした。
特にコーポレートサイトは「情報を集める」だけでなく、無意識のうちに
を判断される場所でもあります。
だからこそ、ページ数や機能より先に、まず「残したい感情」を決めるところから始めました。
この会社となら、面白い未来をつくれそう
想像を超えたワクワクしたものを作ってくれそう
そんな感覚が、言葉を読むより先に、ふっと立ち上がる。
O-KUNの価値観やスタンスを“説明”するのではなく、まず“感じてもらえる”状態をつくリました。
今回の体験設計は、この3段階を前提にしました。
O-KUNの業務内容として、自社サービスのプロダクト+受託開発を軸にした事業成長に並走するパートナーです。
ここが決まると、ページ構成も、ビジュアルのイメージも、CTAの置き方もブレにくくなります。
今回のコンセプトの核は、この一文です。
共に未来を創り、共に成長し、共に楽しむ
この言葉を軸に、次の3要素を用意しました。
見ていただきたいターゲットは、クライアントと求職者に絞ります。絞ることで、情報設計も表現も判断がしやすくなります。


ここからが、いわゆる「サイト制作っぽい」工程です。
でもやっていることは単なるページの分解ではなく、体験の編集です。
私たちはコーポレイトサイトを「読む場所」ではなく「旅する場所」にしたい。
そのために、導線は1本の正解ルートに固定せず、おすすめルートを置きつつも、寄り道できる構造にしています。
ただし、順路を押しつけるのではなく、どこからでも入れる自由に移動できるルートも用意しています。
旅は、強制されると旅じゃなくなるので、その部分の設計にも慎重に取り組みます。

世界観を作るときに非常に重要だったのが、メタファーを決めることでした。
今回のコンセプトは「島」と「船」の2つで表現しています。
さらに「島・木・光」の関係としても整理しています。
この整理があると、制作の途中で迷ったときに
「これは島っぽい?船っぽい?光っぽい?」と立ち戻れて、表現が迷いにくくなります。


サイトのナビゲーターとして説明役が必要となったため、世界観を作り込む内に「キャラクター」をデザインとして入れることになりました。

ただし、キャラクターはあくまでナビゲーターです。
前面に出しすぎないようにするため、3つの基本ルールを設けました。
目指すのは「気づいたら、そこにいる」「一緒に何かをしている気配がある」レベルにしようと考えています。

体験コンセプト、情報設計、世界観が決まった後は、これから本格的なデザインに入ります。
私はUI制作に入るとき、いきなりボタンや余白を詰めません。
先にやるのはこの2つです。
例:
今回だと、体験の流れ(没入→理解→共に歩む)が、UI判断の背骨になります。

画面制作で迷ったときのチェックリストは、以下の通りです。
- いまの画面は「没入 → 理解 → 共に歩む」のどの役割を担っているか
- “説明”になりすぎず、姿勢や空気が先に伝わっているか
- 入口の自由さ(選べる感覚)を壊していないか
- 信頼感(任せられそう)が立ち上がる要素があるか
- 8 Valuesが「読ませる」ではなく「感じられる」形になっているか
今回のリニューアルで、私が重要だと感じていたことを箇条書きにしました。
完成したデザインを素晴らしいものに仕上げることは重要です。
でも実は、完成品を作る力より、途中でブレないためのコンセプトやルールを作る力のほうが、サイトリニューアルでは価値になりやすいと感じています。
これからも、途中で見えてきた発見や、迷ったポイント、判断した理由などを残していく予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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