吉田松陰から学んだ人生で3つの大切なこと

O-KUN
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2023.7.27

TAKASE

こんにちは、しゅんたろです!

先日、弊社のお客様の社員旅行にご招待いただいて山口県の萩市まで行ってきました。

萩市は、吉田松陰(以下、松蔭先生)が生誕した地で、主宰していた松下村塾からは、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文など、日本の歴史に名を残した人物が名を連ねています。

松陰先生についての詳細は、ChatGPT先生に任せます。

 

萩市では、松陰先生に関係する多くの場所を訪れました。

明治維新で活躍した志士を輩出した松下村塾、黒船乗船を試みた密航の罪で牢獄された幽囚室、松陰先生や高杉晋作が眠るお墓、毎朝に松陰先生の朗唱が行われる明倫小学校。

8畳の1室の松下村塾
明倫校舎
知行合一を表した言葉

上記の写真の柱に書かれている文章です。

万巻の書を読むに非(あら)ざるよりは、寧(いづく)んぞ千秋(せんしゅう)の人たるを得ん。
一己(いっこ)の労を軽んずるに非ざるよりは、寧んぞ兆民の安きを致すを得ん。

たくさんの本を読んで人間としての生き方を学ばない限り、後世に名を残せるような人になることはできない。
自分がやるべきことに努力を惜しむようでは、世の中の役に立つ人になることはできない。

松陰先生が27歳の時に仰った言葉で、「松下村塾聯(れん)」の文言として知られています。
知行合一を表した言葉です。

心に残った3つの学び

この旅では非常に多くの学びがありましたが、心に残ったことを3つ紹介させていただきます。

1. 挑戦心

松陰先生は、ペリー来航時の黒船に衝撃を受けました。海外と日本の軍事力・技術力の差を痛感し、海外の実情を見に行こうと考えました。当時は鎖国中で、海外への渡航はできません。

しかし松陰先生は諦めず、日本では死罪である密航を試み、黒船への乗船を金子重之輔と共に直談判します。

結局乗船は拒否され、国内に引き返し、自首することで禁固刑となりましたが、ペリーもその意志の強さに感服していたようです。未来の日本を思い、自分がやるべき使命を全うするために、行動していた姿に感動しました。

2. 教育者としての教え方

1対他で指導するのではなく、1対1の個人指導を重視し、教えるのではなく、共に学ぶというスタンスを当時から行っていたそうです。
松陰神社の宮司の方のお話にあった下記の一節をご紹介します。

余嘗て玄瑞を挙げて、以って暢夫(高杉晋作の)を抑ふ、暢夫甚だ服せざりき。
未だ幾(いくば)くならずして暢夫の学業暴(にわ)かに長じ、議論益々卓(たか)く、同志皆為めに袵(えり)を斂(おさ)む

上記は高杉晋作との逸話で、優秀な久坂玄瑞と比較してまだまだ高杉晋作は劣ることを松陰先生敢えて伝えました。すると、発奮した高杉晋作は学問に打ち込み、成果も急上昇し、同志からも敬意を表されるようになりました。

高杉晋作をより成長できるように、その反骨精神を見込んで敢えてかけた言葉でした。
個人と向き合い、相手をよく知り、個人個人にあわせた教育を行っていたのです。

3. 死生観

松陰先生は、政策の変革と日本の主権保全を果たす目的で幕府の老中暗殺を試みました。

ただ計画は失敗に終わり、その罪を背負った吉田松陰先生が、処刑を言い渡されてから処刑されるまでの24時間で書き連ねた「留魂録」というものがあります

後半部分をご紹介します。

義卿三十四時已備亦秀亦実其秕タルト其粟タルト吾カ知ル所ニ非ス若シ同志ノ士其微衷ヲ憐ミ継紹ノ人アラハ
乃チ後来ノ種子未タ絶エス自ラ禾稼ノ有年ニ恥サルナリ
同志其是ヲ考思セヨ
参考:http://www.yoshida-shoin.com/torajirou/ryukonroku.html

意味は、死を悟った松陰先生が、「三十歳になるまで懸命に生きて、その中に確かに春夏秋冬があった。次は自分の思いが後世に伝わり、引き継がれでいけば安心して逝ける。」という意味が込められているそうです。

一日一日を懸命に生きたからこそ、このような言葉が残せるのだろうと感動しました。

同じ30歳にして、今の僕は同じことは到底言えません。
こういった方が長く生きられなかった時代を憂うとともに、精一杯生きていこうと思います。

この旅を振り返って

松陰先生について知ることができ、自分に今必要なことに気づく、良いきっかけとなりました。このような機会をいただき本当に感謝しています。

まだまだ深く知りたいと思い、松陰神社の宮司の方が執筆された書籍を購入しました。
より深く理解し、様々なことに挑戦していこうと思います。

凡そを読書の功は昼夜を舎(す)てず 寸陰を惜しみて是を励むにあらざれば其の功を見ることなし

読書の効果を上げる為には昼夜惜しまず、一瞬の時間もそれに励まなければ、効果などない。さあたくさん学ぼう。

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